幼い子供に読み聞かせすることで何か子供にとって良い効果があるのか?実は何もないのか?もし読み聞かせをするとしたら何歳くらいまで続けたらいいのか?
教育に熱心な親御さんであるほど読み聞かせについて悩まれているかもしれませんね。

今回のお話は私の子供の場合、読み聞かせをすることで効果があったのか?なかったのか?
その結果と、結果に行きつくまでの過程、いわゆる体験談をお伝えしたいと思います。

・・・と、いきなり結果ですが・・・

実は小学校6年のわが子、本の虫というほど、本が大好きです。どこに行くのも本を手放しません。隙間時間に読書、読書、読書の”読書大好きっ子”です。
でも、これ、本人はわかっていないのですが親ががんばって読み聞かせを続けた結果の本好きなんですヨ😁

読み聞かせを単につづけただけじゃありませんヨ。
親がいかにして子供を本好きにもっていったのか???
年少の頃から就学後の数年間、わが子が本好きになってほしいと一途に願い、あれこれ奮闘してきた日々をお伝えしていきたいと思います。

かつての私が悩んだように子供を読書好きにしたい親御さんに少しでもお役にたちますように・・・
最後までお読みいただければ幸いです。

 

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目次

親はどうして子供が読書好きになってほしいと思うのか?

読書好きの子供になってほしいと願う親御さんは多くいらっしゃると思うのですが、ご多分に漏れず私も同じ思いでした。

なぜこんなに子供を読書好きにさせたいのか?

それはこのような事が期待できるからではないでしょうか。

 

  • 集中力のある子に育つ
  • 国語力が高まる(試験で読解などが簡単に解ける)
  • 語彙力のアップ
  • 速読ができる
  • 想像力が豊かになる

 

要は大人になってから役に立つ、その前に受験に有利になる・・・というところが親の本音にあるように思います。

もちろん私も同じ狙いがありました。

 

2歳から読み聞かせをしてきたのに自分から本を読もうとしないわが子

本に興味を持ってほしいと願って2歳のころから日本昔話やイソップ物語を読み聞かせしてきました。
日中は保育園に預けていたのでそこでも先生方や当番のお母さんが子供たちに絵本を読み聞かせしてくれます。
なので、親の私は主に就寝前に毎日の習慣として読み聞かせをしていたのです。

子供は私が本の読み聞かせをするというより、添い寝してくれることがうれしいみたいで、読み始めたらすぐに眠りました。
まだ小さいので、読み聞かせをしている間にどこか心に物語がひっかかり、いつかは本に興味を持ってくれるだろう・・・♪と期待して、たとえ10分でもできる限り毎日読み聞かせをしたのでした。

が、3歳になっても4歳になっても本に興味を示しません。
自ら本を手に取って開いてみることをしないのです。

休みの日などは日中私が子供に本を読んであげるといって一緒に本を見るように誘います。
もちろん子供は喜んで私に寄り添って本を見ます。
でも、”自らこの本を読んで!”とせがむことはありませんでした。

年少の4歳くらいになると保育園で自分の好きな本をとって本をめくる子、すべてひらがなであれば自分で読む子がちらほらでてきます。

お母さん方の話を聞いて、自分の子供がまだ自ら本を読もうとしないので内心このまま放っておいて大丈夫なんだろうか?
と、少しばかり焦りと不安を感じ始めたのでした。😣

まず本に興味を示すように読みきかせた本を目に付くところにおいて、誘導を試みるのですが、自分で本を手に取りません。
就寝前の読み聞かせでは、読み始めたら相変わらずすぐに寝てしまいます。

私の声が子守唄がわりにでもなったようでした。
寝つきがいいのは良いことではあるのですが・・・(苦笑)😅

そこで、いろいろ考えて、なんとか、本に興味を持ってほしい、自分で本をめくってほしいと願い、しかけ絵本を与えてみることにしました。
最初のしかけ絵本は友人からもらったペネロペシリーズのしかけ絵本でした。

それは一見うまくいったように見えました。
一緒にしかけ絵本をめくると、自分で仕掛けを触って楽しそうに本とかかわりはじめたので…
よしっ!!と内心これはいけるかも!!!と、おもったら・・・なんと・・・

残念な事に、本と遊ぶで終わってしまい本への興味が湧いたわけではなかったのでした。

 

5歳、年中になっても日本昔話、グリム童話、イソップ物語等を中心に就寝前の読み聞かせをしていましたが、相変わらず、すぐに眠ってしまいます。

そこで、ある日、一緒に子供と書店に行き、子供が絵に興味をもった本で且つほとんどがひらがなで書かれている絵本を買ってみました。

絵から本に興味をもって、親が子供と一緒に本を読むことで子供が自分で本をめくることを期待したんですね。

写真の絵本は今でも子供が大切にしている絵本です。大半は他の人に譲りましたが、これはまだ書棚にあります↓

魚の本は子供が好む絵で見るだけでも楽しめます。すべてひらがななので年小、年中くらいなら読もうと思えば読める内容となっています。

因みに、”てぶくろを買いに”は漢字がしっかり入っています。物語がとても素晴らしいのすが年中くらいで一人で読める子は少ないと思います。
自ら手に取るには難しすぎるのをわかっていたので一緒に読むようにした本でした。

イソップやグリム童話、日本昔話から離れて楽しめる絵本を子供と書店に行っては買って一緒に見て読み聞かせるという事もしましたが、結局年中になっても本を自分で手に取って読もうとはしてくれない状態が続きました。

そうこうしている間に毎日行っていた就寝前の読み聞かせの回数が減っていき、こちらのモチベーションも下がり週に1,2回読むくらいとなっていったのでした。

 

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何かほかに興味を持ってくれそうな本はないか?

親が読み聞かせをしなくなっては終わってしまう!!と反省し、半年ほど読み聞かせをさぼったのち、またあれこれと考えだしました。

年少のころ、本に興味を持ってほしくてペネロペシリーズのしかけ絵本を買い与えたものの遊びだけで終わったのですが、しかけ絵本をきっかけに物語そのものに興味を持ってもらえないか?と思い立ち、書店をうろうろしたところ、大がかりな仕掛け絵本に出会いました。

不思議の国のアリスです。

サンプルの本を見てびっくりしました。

本の世界が立体的に飛び出す”不思議の国のアリス”のしかけ絵本は物語の雰囲気にぴったり、大人でも気になるそんな絵本だったんです。
子供が興味を持つのは間違いない!
きっとこの物語の世界にはまってくれる!!

はまってくれたら自分で読めそうな不思議の国のアリスの本を選ぼうと、そこまで考えて購入を決めました。

写真の本は不思議の国のアリスのしかけ絵本です。↓

 

予想した通り、子供は不思議の国のアリスの絵本にびっくり、大喜びしてくれました。

でも結局しかけ絵本としては興味を持って楽しんでくれたものの、”不思議の国のアリス”という物語については興味をもってくれなかったのでした😅。

本を開いて親に読んでもらって、自分でも立体的に飛び出る絵を眺めるのが楽しくてしばらく本を手元に置いていましたが、物語のことが気になる様子はありませんでした。

因みに譲り受けた不思議の国のアリスのディズニーアニメがあったのでそれをみせてみましたが途中で見なくなって他の遊びに没頭しだす始末でした。
本当にがっくりです。

 

 

ハリーポッターが年長の子供たちの話題になっていたのを耳にしたことを思い出し・・・

保育園生活もあと1年、なんとか就学するまでに本を読む子になってほしいとまだ試行錯誤をしていました.
ふと、子供が年中のころに一つ上の子供たちがハリーポッターの映画を見たという話を耳にしたことがあり、あんな映画見るの?と年長の子供たちに聞いたことがあったのを思い出しました。

今、年長だからハリポタ映画見れるってことなんだよね???見せてみようかな・・・?この際試に・・・と思い始め・・・

早速、DVDが既にあったので試しに30分ほど見せてみることにしました。

見せる前に10歳の子供が主人公で同じ年の友達と一緒に勉強した魔法を使って悪い魔法使いをやっつける話とだけ子供に伝えました。

主人公が子供と聞いて少し興味を持ったようで映画を見たいと言ってくれたので、疲れない程度の時間、まずは30分前後のキリのいいところまで見せてみました。

 

映画を見て途中子供が怖がるところもありましたが、主人公が子供だったこともあってどっぷハリーの世界に入って行きました。

そして、小分けで映画を見せたのちハリーポッターの本があるけど買に行く?とさそってみると、行くというので早速近くの書店に出かけました。

本を買いに行ったその日の夜からハリーポッターの読み聞かせが始まります。

すると、映像が子供の頭に残っているからなのか?”もっと読んで読んで”と言ってなかなか寝ようとしません。(苦笑)

長いときは寝付くまで1時間程読み聞かせをすることもありました。
それはそれでこまったものだったのですが、以前と違って毎日の読み聞かせを子供は毎晩楽しみにしてくれました。

そうやって次々とシリーズの本を読んで行って、ハリーポッターシリーズの読み聞かせが終わったのは小学校2年の終わりくらいでした。

 

 

 

因みに2年生になったころでしょうか、子供は寝る前の読み聞かせを楽しみにしてくれつつ自分でも読み返したいと思ったようで、自分でハリーポッターを読むようになりました。
もちろん映画も全部見終えています。

本には映画では表現されていない細かな描写や人間関係のことが描かれているので尚更本をしっかり読むようになっていった感じでした。
なので、いつの間にか、映画のハリーポッターより本のハリーポッターが好きだというようになりました。

ここまで来たら、もう放っといても読むようになってきているので、読み聞かせは不必要かな?と思いつつ、せっかくだからハリポタを最後まで読み聞かせ続けていこうと決めました。

就学前から就学後の数年間、子供が本に興味を持つように仕向けるべく様々なことを手さぐりしながら試してきましたが、わが子に関してはハリーポッターという魔法使いの話が子供の琴線に触れたのか?この本をきっかけに読書をする子に変化していきました。

もちろん映画の存在がかなり影響したと思います。が、親も頑張りました!

 

 

今のわが子本好きになってどんな感じ???

冒頭にも書いたように、今のわが子は本の虫です。たとえばUSJに遊びに行く、キャンプに行く、映画を見に行く、おばあちゃんの家に行くなど、どこにいくのにも本を持っていきます。

そして空いた時間は読みふけるのですが、読みながら自分が面白いと感じたところはクックッと笑って楽しんでいます。いつのまにか、活字からイメージができるようになったのだと思います。

自分でハリーポッターを読むようになって3年の終わりころから本屋に連れて行ってほしいとせがむようになり、赤毛のアンやちょっとした探偵物等読む本のジャンルが多岐に広がっていきました。

とにかくお小遣いが貯まれば本を買う本の虫になっていました。
因みに学校の図書では読みたいものはほぼ全部読んだらしいので、最近は近くの図書館に行ってと言い聞かせています。

大量に本を読む習慣が身についたようなので、小学高学年にもなると自然と速読ができるようになったようでした。
もちろん語彙力も豊富です。

一度試しにある塾の公開テストをうけさせてみたところ、国語テストは抜群の好成績でした。
本人はなぜ難しい長文を読み解けるのか?自分でもわからない、ただ、こうなんだろうなとおもって答えを書いたらあってたとしかいいません。

勉強らしい勉強をしていないので読書しか好成績の原因は考えられないですね。

読書好きが国語が強くさせるということは聞いていた通りなんだなと改めて実感しました。
国語力といえば、ことわざの正しい使い方は小学6年の子供のほうが精通していて、私が使い方が間違っていると注意されちゃうんですよ(^_^.)

子供のほうが的確に日本語を使っているという感じです。😅

また、本を読むことで子供自身たくさんの疑似体験している、そんな感じに見えます。子供としての経験はないけれど本で経験を積んでいる感じですね。

読書好きにさせたい甲斐がありました。ここにきて狙い通りのことがあらわれだし始めたようです。

ただ、唯一デメリットがあるとしたら、目が悪くなった。本代に結構お金がかかる。
でしょうか・・・😆

寝る前ベッドで悪い姿勢のまま本を読む習慣が目を悪くさせた一番の原因だったので、今はベッドでの本読みは禁止にしています。

そして、たくさんの本を買いたがりましたが、本代がバカにならないので今は月に買う本は2冊までとして、あとは図書館で借りるか?繰り返し読むか?にさせています。

繰り返し読むのはいやではないらしく、結構しぶとく同じ本を読むようになりました。短いフレーズなら暗記してしまうこともあるようです・・・苦笑)

 

 

まとめ

さて、子供を本好きにさせるための悪戦苦闘のお話はいかがだったでしょうか?
参考になるところはありましたでしょうか?

子供は、親があれこれ試行錯誤しながら子供を本好きにしたいという願いがあった事なんて知りません。
自分はもともと本好きの子であるとおもっています。笑

子供によってアプローチの方法は異なり一概にこれが良いとはいえません。
が、私の経験からまとめますとこんな感じでしょうか・・・

  • 読み聞かせは子供が本を一人で読むようになるまでめげずに続ける。
  • アニメや映画の活用
  • 自分で読むようになっても読み聞かせを続ける。
  • 就学後の読み聞かせは、あえて。。。自分で読むには難しい本を選ぶ

 

四つ目の難しい本というのは本人が読むには難解な本という事です。私は児童書ではあるけれど小学高学年から中学生向けのミヒャエルエンデの”ソフィーの世界”を選び読み聞かせをしました。ミヒャエルエンデの著作は”モモ”や”果てしない物語”が有名だったのですが、ちょっと難しい話にしてみようと思って選んだのです。

因みに、世界史で勉強する固有名詞がふんだんに出てくるので、ひそかに中学になって世界史がすっと頭に入ることも狙っていました♪
さてさて実際はどうなるのか?今の段階ではわかりません・・・先が楽しみです。

この本に関してはあまりにも難解だったので子供が何回も用語の質問を私にしました。疲れているときは耳のシャッターがすぐ降りたんだと思います。すぐに眠ってしまいました(笑)
小学2年の半ばから3年の半ばまでほぼ1年かけて読み聞かせをしました。そして、私の読み聞かせの日々もこのこの本でもって終わりとしました。

小学生の間は読み聞かせをつづけたほうが良いと聞いていたのですが、モチベーションがそこまで保つことができませんでした。
が、とりあえず子供は自分でいろんなジャンルの本を読むようになったし、私の役目も終わりかなと思いあっさりとやめました。

改めて数年間を振り返りつくづく思う事は、あきらめずに読み聞かせをやってきてよかったな・・・っでした。

なので、今子供が本に興味を持たずにどうしようと思っている親御さん、時期が来るまでひたすらあきらめず読み聞かせを続けることは大事です。
きっとなにかのきっかけで本を自分で手に取り読み始め、自分で本の世界に没頭しだす日が来ると思います!

その日を信じて、子供が本の虫になるまで読み聞かせを続けてくださいね。
親のこうした努力が子供に宝物を一つ手渡すこちができると信じて!

ここまでお読みくださりありがとうございました!!!

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